後書き まず初めに どうも、蜜蜂林檎です。-Six Seasons-をここまで読んで下さってありがとうございました! 初めはクリスマスまでに何かしたいなと考えて出来たこの企画ですが、結局出来たのは新年明けてから・・・! 全く自分の不甲斐無さに泣きたくなってくる年明けで御座います。 実は一番最初に決まったのはあの6つに並んでいる画像なのですが、日記にも書きましたがメンバーの選考には本当に悩みました。 ようやく6つ全部書き終わったので、とりあいず安堵している林檎です。(笑) あの素敵な画像達から浮かんだ、キャッチフレーズである「6つの運命、それぞれの愛」 各お話で様に何か感じて頂けていたら嬉しいです。 Seasons-1-『捕えられる*運命』 これは一番最初にイメージが沸いて来て一気に書き上げたお話ですね。 書いた時にはキャラは忍足って即決しました。多分色からのイメージが大きいのかもしれません。 私の中での忍足のイメージはあんな感じです。(笑)あんな深い藍色が似合うと心底思う。 Six Seasons書き上げて初めて忍足って意外とどんなお話にもすっと溶け込んでくれるんだなと感じました。 各話に詰まった時忍足だったらこんな感じに出来るのにと無駄にアイデアが出てきた覚えが! 少しずつ歩み寄らせる事によって捕えられる、という意識を強めていったお話でした。 ゆっくりが実は一番怖かったりするんですよね。恐怖を味わう時間が長いから。 短編の項にいる忍足とは一味違う忍足を書いてみたかったのかもしれません。 Seasons-2-『捕える*運命』 どのキャラにしようか本当に悩みました。最後の最後まで競っていたのが亜久津でしたね。 今思ったら亜久津と跡部って共通点多いのかもってこれ書いてる時思いました。暴君な所とかね。(笑) そしてストーリーも悩んだ。捕える、って言葉にするのは簡単だけどいざ著すとなると難しいものでした。 ストレートに表現するのもアリかなとは思ったんですけど、捻じ曲がった根性の林檎はどうしてもそのままは嫌でして。(笑) それに「捕える」ってきっと身体的な意味だけじゃないと思ったので、精神的なお話を少し引っ張って来ました。 元々少ない脳を捻りに捻ったのがこのお話かもしれません。出来上がったのは画像と全くもって関係の無いお話。 しかも今思ったらさんの性格が凄い事になってますね! でもこんな強気な女の子は嫌いじゃないんです。そしてそれに捕まった跡部も。 本来なら跡部はこんなに素直に反応しないんでしょうけど、無理やり大人しくして貰いました。 いつも捕える側にいた跡部に今回はちょっと変わったキャラになって貰ったお話でした。 Seasons-3-『出逢う*運命』 今回一番のお気に入りかもしれないこの作品。実は名前変換場所が無いんです、ごめんなさい。orz これはキャラも対して悩まなかった。というかブン太の赤い髪については前々から書きたかったので 自ずと彼になったって感じですね。大好きですあの髪の色。(笑) だからヒロインであるさんにはそこらへんを重視させてみました。 でも別にさんはブン太髪の毛の色に惹かれた訳じゃないですよ?ちゃんと他にも色々あります。(きっと) それと金木犀。個人的な趣味入りまくりですね!ごめんなさい、あれも本当に大好きなんですよ。 金木犀の香りに誘われて、みたいな。ブン太も金木犀が好きであそこにいたりしてたら面白いですよね。 ゆくゆくは続きを書いて見たいなと思っていたりしますね。頑張るぞー! 「出逢う」という事を本当にそのまんま書き出したお話でした! Seasons-4-『別れる*運命』 ぱっと見て画像はどう考えても飛行機ですよね。飛行機で一番最初に浮かんだのがリョーマでした。 リョーマは確かアニメでは外国に行っていたような記憶が頭の中をチラホラしていたものですから。(笑) だからその時の別れのシーンみたいなものを書いてみました。 これは結構すらすら書けたかもしれません。ただ情景描写が分かり難かった。(笑)ごめんなさい! 私の中でのリョーマは絶対彼女には弱いトコ見せたくないような子なんですよね。強がっちゃう子。 だから今回でも精一杯強がらせてみました。やばい、泣かせておけば可愛いかったかもしれないのにって後から後悔。 でもこの後飛行機に入る通路の中で一人で泣いていたりしてほしいですね。 一昔前の映画みたいに少し古めかしいけど綺麗な1シーンを書きたかったんです。 という訳でちょっと切なめに書いたお話でした。折角誕生日だったのにごめんねリョーマ! Seasons-5-『自由になる*運命』 このタイトル、凄く悩みました。画像から浮かんできたイメージが何故か「自由」だったんですけれども。 だとしたら「自由」って何を表現していたら良いんだろう?って結構長い間考えてた気がしますね。 自由、意味的には「強制、拘束からの解放」とか「自分の意のままに振舞うこと」とからしいです。 でもその言葉の意味をそのまんま著したら何か勿体無い感じがしたんです。 だからあえて二人には永遠の愛を誓う場所というステージを用意してみました。 さんが着てたのは正真正銘ウェディングドレスです。小説中にははっきりと書かなかったけど。(笑) でも榊が着てたのは何故かタキシードじゃないんですよ。最初はタキシードにしようと思ったんですけどね。 ここで二人に同じ色を着せたら「自由」の意味では無くなるなって思ったので瞬間的に黒にしました。 後二人の腕を並べるっていう行為にも、ちょっと不思議な意味を込めて書きました。 二つの対象色を並べる事によって、お互いが違うという事をいつになくストレートに表現したつもりです。 最終的な意味では「自由」よりも「一緒になれない」って意味に近くなっちゃったお話でした。 Seasons-6-『幸せになる*運命』 大好きな仁王だから絶対ラストを華々しく終らせたかったんです。(笑)何だか微妙なお話ばかりでしたからね。 そしてあえて一番最後に持ってきたこの画像、クローバー可愛いですよね。 クローバーは「幸せを象徴する花」だといわれているんだそうです。幸せなラストにぴったりかなと選んだ画像ですね。 そしてお話。相変わらずほのぼの大好き人間な林檎です。凄いほのぼの。 本当は最後のお話はSeasons-5-のお話の逆バージョンで、教会で結婚式あげさせようと思ったんです。 でも何故か思い留まった。これも同じく「幸せ」の意味をよく考えてみたんです。 「幸せ」と言えば色々ありますよね。本当に広い意味を持った言葉だと改めて実感しました。 それで悩みに悩んだ末に私が表現したくなったのが、本文中にもあります「日常のほんの一瞬一瞬」 自然と過ごしている日常が実は一番幸せだったりするのかもな、と思いながら書き上げたお話でした。 最後に 6つの運命と愛の形を季節に載せてお届けした-Six Seasons-いかがでしたでしょうか? 私自身は書いていてとても楽しかったです。言葉の意味について凄く考えさせられました。 いつも書いている短編とは少し違った形で書いてみたかったので、仕上がりには少し満足している蜜蜂です。 色合いを考えるのが凄く楽しかったです。悩んだけどこの時だけは本当に楽しかった! 色合い的にお気に入りなのは跡部のお話です。暖色系大好きなので。(笑) お話的には・・・仁王ですね。大好きな彼には沢山の愛を込めて書かせて頂いたつもりです。 皆さんはどのお話がお好きでしょうか?いつかお聞かせ頂ければ嬉しいです! また機会があればこれらの続編や、こういった形の短編集など是非書いてみたいと思います。 それでは、Six Seasonsを読んで頂き本当にありがとうございました! 有難う御座いました! 蜜蜂林檎(2007,1,1)